バトルスピリッツホビーステーションアルティメットプレイヤー決定戦

ホビーステーション

大会レポート 広島店

1、開幕時の様子

今回の大会は新弾の発売日ということもあり、開店時よりユーザーの皆さんが
大勢集まり店内は大変賑やかな雰囲気でした。
事前予約の段階では思った程参加人数が集まらず少々不安でしたが、開催時には
予想以上のお客様に参加頂き、普段の公認大会を上回る賑わいを見せました。

2、参加デッキの分布

今回大会参加者のデッキの分布を確認したところ、新弾発売日当日ということもあってか新弾のカードはほとんど見受けられませんでした。上位賞が豪華だったために、皆さん自分の使い慣れたデッキで戦いたかったんだと思われます。
色の分布は赤が一番多く約4割、次いで紫と白が多かったです。黄や青を主軸とするデッキはほとんど見受けられない結果となりました。
構築は環境で猛威を奮っているデッキから使用者が工夫を凝らして作られたオリジナリティー溢れるデッキまで、幅広く分布していたように思えます。
アルティメットの使用率は5割程といったところで、そのほとんどは赤と白に固まる
傾向にありました。リストを見た限りでは、どちらかというとアルティメットをメイン
に据えて戦う構築よりもアルティメットを既存のデッキの戦術の補助として使うタイプの
デッキが多かったので、今後カードプールの増加に伴いアルティメットの種類が増えた際
にこれがどのように変化するのかが楽しみです。

3、上位卓の簡易レポート

今大会でも注目は新カード「アルティメット」を使ったデッキがどこまで入賞できるかということなのですが、意外にもアルティメットを使ったデッキは思った程活躍出来ず、決勝まで勝ち残ったデッキはアルティメットを全く使わないデッキとアルティメットを1枚しか投入していないデッキとなりました。

4、決勝卓のレポート

決勝戦の様子ですが、決勝の組み合わせは玉中さんの「白蛇帝アルデウスヴァイパー」を
主軸にした紫剣使デッキとかわぐちさんの「甲竜戦艦エンタープライズ」を主軸にした
白・青の混色デッキ。
お互いのデッキの構築が切り札の重コストスピリットを各種召喚サポートを駆使して
早い段階で展開するタイプのデッキだったので、いかにこのカードを手札に
持って来れるかが重要な鍵になると思われます。しかも、紫はドロー加速が得意な色で
青は手札は増えないまでも、強力な手札交換カードがあるので、お互いその点には
苦労しないデッキ構築になっている印象です。

決勝ラウンドの流れは、まず先行の玉中さんは旅団の摩天楼を配置し、バーストをセットしてターンエンド
続いてかわぐちさんはストロングドローを使用し黒天狐ネガ・ナインテイルと甲竜戦艦
エンタープライズを破棄しました。そして、なにもせずターンエンド
次の玉中さんのターンも偽りの地下帝国を配置しただけでターンエンド
かわぐちさんも次のターンはなにもせずにターンエンドと序盤はお互いに身動きが
取れない展開になりました。
次のターンに玉中さんは死神剣聖ダークネスメアを召喚し紫電の霊剣ライトニング・シオンをノーコスト召喚、アタックによりライフを2つ削りました。
返しのかわぐちさんのターン、要塞都市ナウマンシティーを配置、切り札の甲竜戦艦エンダープライズをノーコストで召喚。バーストをセットしアタックはせずにターンエンド
玉中さんも次のターン、切り札の白蛇帝アルデウスヴァイパーを召喚、召喚時効果は装甲
により防がれ、召喚時効果に対してバースト双翼乱舞を発動されたものの、白蛇帝アルデウスヴァイパーに紫電の霊剣ライトニング・シオンを合体させ、さらに盤面を強力に
固めましたが、攻撃を相手に阻まれ状況は元に戻りました。
次のかわぐちさんのターン、またも要塞都市ナウマンシティーにより甲竜戦艦エンダープライズをノーコスト召喚。白夜の宝剣ミッドナイト・サンを合体させ、ターンエンド
次の玉中さんのターン、死神剣聖ダークネスメアの効果により紫電の霊剣ライトニング・
シオンを再びノーコストで召喚。しかし、かわぐちさんもこの召喚時効果に対して再び
双翼乱舞を発動し、さらに手札を増強します。そして白蛇帝アルデウスヴァイパーを再び
召喚し、紫電の霊剣ライトニング・シオンと合体し、アタックをしかけました。しかし、相手はBPで劣る甲竜戦艦エンダープライズでブロック、フラッシュタイミングでストロングドローを発動し、BPを強化し返り討ちにしようとしますが、甲竜戦艦エンタープライズの効果によりライフを失うのを恐れた玉中さんはフラッシュタイミングで双光気弾を使用し、白蛇帝アルデウスヴァイパーのコアを全てトラッシュに送り消滅させることで破壊を回避しました。
逆転を狙うかわぐちさんは次のターン銀河の星剣ギャラクシーソードを甲竜戦艦エンダープライズに合体させ、強襲とトリプルシンボルにより一気に勝負をつけに来ます
まずは一度目の攻撃を玉中さんはライフで受け、妖華吸血爪の効果によりカードをドロー
二度目の攻撃は死神剣聖ダークネスメアでブロックし、破壊を回避するために
フラッシュタイミングでマジック絶甲氷盾を使用しブロックしたスピリットを消滅させる
と共に相手のアタックステップを終了させます
そして玉中さんのターン、シキツルと白蛇帝アルデウスヴァイパーとアルティメット・ケッツァルカトルを召喚。スピリット・アルティメットの総攻撃によりライフを0にして見事決勝戦に勝利しました。

この二人は両方共熟練のプレイヤーだったので、フラッシュタイミングでのカードの
使い方等高度なプレイングをしており、決勝戦にふさわしい見応えのある試合となりました。