大会レポート GLOBO蘇我店
開催時
参加者30名と普段の大会との規模の違いの中、各々虎視眈々と優勝を狙っての気迫が感じられる。そんな中でも共通して対戦を楽しもうとする意気込みを何より感じバトルスピリッツの人気を感じるものでもあった。
デッキ分布
最多数勢力はやはり11日発売となったアルティメット02のカードにより大幅な強化がなされた「赤白アルティメットビートダウン」となっており、続いて「紫軸」「緑軸」のデッキとなっている。今回はアルティメット01で強烈な効果を持って登場した「アルティメット・キャッスルゴレム」を有する青の勢力は鳴りを潜めるものとなった。
カード傾向
発売から1日の経過で調整しアルティメット02のカードを採用した参加者が多く、特に「アルティメット・グランウォーデン」は多くみられた。
そんな中、「絶甲氷盾」や「双光気弾」「龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード」といった登場時から活躍していたカードたちはいまだに多くの参加者から厚い信頼と共にデッキに採用されているようだ。
準決勝
対戦カードは「白紫グッドスタッフ」野呂 智広vs小林 省吾「緑軸アルティメットビート」と「赤白アルティメットビート」野呂 諒元vs山本 創「青軸デッキ破壊」
「白紫グッドスタッフ」野呂 智広vs小林 省吾「緑軸アルティメットビート」
野呂側は、「バットナイト」でのドロースタートという安定した立ち上がり。対して小林側は「ムゲンドラゴン」からコスト軽減を行う構えをとる。野呂側はさせまいと「ジャコウキャット」で除去をしていく。小林側は返しに「アルティメット・カイザーアトラス」を投入し攻める構え！しかし、野呂側の「ドクトル・ファウスト」が決定打となり野呂が勝利を収めた。
「赤白アルティメットビート」野呂 諒元vs山本 創「青軸デッキ破壊」
二人は普段から当店のバトルスピリッツショップバトルでも対戦したことのある顔なじみ。
互いに手の内は知っているであろうため、長期戦が予想された。しかし…勝負は一瞬で決した！山本側が「鳥獣烈神ガルード」を戦線に投入したところから一気に動いた。野呂（先ほどの野呂 智広さんの息子さんとのこと！！）のデッキ破棄を開始！対する野呂側も「ガーネット・ドラゴン」で山本のライフを1点まで追い込むものの、山本の手札には「アルティメット・キャッスルゴレム」の姿が…！これには成す術もなく野呂はデッキを破棄されるのを見守るほかなかった。山本WIN
決勝戦
「白紫グッドスタッフ」野呂 智広vs山本 創「青軸デッキ破壊」
さあ息子の敵討ちもとい優勝を決める決勝戦である！
先行は野呂。準決勝と同様「バットナイト」による安定したスタート。対する山本は苦い表情を浮かべ、バーストをセットするに留まった。どうやら事故を起こしてしまった様子。それを見るや一気に攻めるのかと思いきや「バットナイト」を追加しバーストを準備。そのままアタックに入る。2体目の「バットナイト」の攻撃でライフは3点。そこで山本はバースト発動「龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード」を召喚！野呂側もこれを警戒してのプレイのようで表情を崩さない。山本は「ヤマト」でなんとかお茶を濁しにかかるがいかんせん手札が良くない。「ストロング・ドロー」で手札の改善を図り、「バットナイト」を「ヤマト」で処理。野呂は返しに「ジャコウ・キャット」で冷静に「ヤマト」を処理しアタックするが、そこはしっかり「サジッタ・フレイム」で対応される。返しに山本側が動く！「光の衛士アドリアン」から「アルティメット・キャッスルゴレム」を戦線に送り込んだ。切札の登場で戦況は妖しくなってきた様子。山本はさらにバーストをセット（先ほど戻されたヤマトの可能性が高い）そのまま野呂のデッキを破棄しにかかる！野呂はセットしておいたバースト「妖華吸血爪」でドローしターンをもらう。
野呂も「アルティメット・キャッスルゴレム」がいる以上はゆっくりはしていられない。手札と相談しこのターンで決着とつける算段をつける。山本のバーストは十中八九「龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード」可能な限り残った山本のライフ3点を1回で削りたいところ。そして思考の末、野呂が動いた。バーストをセットし「機甲剣聖ミノタウロス」を召喚。そのまま「紫電の霊剣ライトニング・シオン」をブレイブし山本の守り札であった「光の衛士アドリアン」を除去。そしてそのままアタックに入った！3点削りきるプランがなかったのかと見ていると、ブレイブした「機甲剣聖ミノタウロス」の攻撃によってライフ減少し、山本の「龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード」が再度登場！そのまま「ミノタウロス」を破壊。このままターンと返すかに見えたが、そこで野呂がバースト発動！そう野呂のバーストは《相手による自分のスピリット破壊後》を条件とするものだったのだ！そしてバーストによって野呂の場に「ドクトル・ファウスト」が召喚される。さらにその効果によって「黒皇機獣ダークネス・グリフォン」を召喚！その効果によって山本の最後の砦である「龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード」をバウンスする。この野呂の動きには返す手がなく山本のライフは「ドクトル・ファイスト」の手によって0となった。
ターンにしてわずか7ターンであるが非常に濃い内容の7ターンを制し見事野呂は優勝を掴んだ！！
サイドイベント「ガンスリンガー」
大会参加者の中からもこぞって参加し、ガンスリンガーを楽しんでいた。ガンスリンガー参加を目当てに来店した方もいるほどとなった。
総括
30名と多くの参加をいただき、内容の濃い大会となった。また、大会の試合以外でも参加者同士の対戦が盛んでアルティメット02のカードを積極的に使っていく場面も何度も見かけられた。参加者からも「また開催してほしい」という要望も熱く次回HUP開催に期待が高まるところである。
